ひきこもりの解決には
ひきこもりの解決には第三者の介入が必要
厚生労働省の調査によると、ひきこもり期間は、平均8.8年であり、最長が40年でした。この調査は未実施期間を含むものであり、実際のひきこもり期間は今後さらに伸びる可能性があります。
引きこもりの長期化は社会性を阻害し、犯罪につながりやすい反社会性パーソナリティ障害を発症するおそれがあります。ひきこもり本人や家族に深刻な影響を与えるため、早期の解決が望まれます。
ひきこもりはご家族の関係性から生じているため、解決には第三者の介入が必要です。
引き出しが有効な解決方法
ひきこもりの有効な解決方法は「引き出し」です。
引き出しは「インタベンション(介入)」といって、問題解決のきっかけになります。引きこもっているお子さんが自立への道を歩みだすには、家を出て家族と離れなければなりません。
ひきこもっているお子さんの多くは、「このままひきこもってはいけない」ことは重々承知しています。しかし、長期のひきこもりによって脳の機能が低下し、自ら行動を起こすことができません。「引き出し」はそんな問題解決のきっかけとなるのです。
共依存から脱却、親離れ・子離れの始まり
今こそ、自然の摂理に従いましょう。
人は大人になれば親離れ・子離れしなければなりません。
親離れが先なのか?子離れが先なのか?この答えは、子離れが先です。
親が子離れしないから、子が親離れしないのです。親がこのことに気づき、子供への執着を断ち切らないと自然の摂理に立ち返ることはできません。