夏休みのような長期休みに入ると、親御さんの声で多いのはやはり「イライラするんです・・・。」という内容でしょう。
イライラするとついつい言わなくていい内容も口にしてしまうものです。
物理的に子どもと一緒に居る時間が増えると、これまで子どもが学校に居て親が見なくて済んだ様子も見えてしまう為、親としてはあれこれと言いたくなりますよね😅
目次
みなさん、こんにちは。スージー先生です🌼
どのご家庭のお子さんも夏休みに突入したことと思います。
子ども達は「夏休みだ~!」と気持ちも緩み、お家ではだらだら過ごしている子も多いかもしれませんね。(笑)
そんな様子を見ていると親としてはつい
などと言ってしまうことも多いのではないでしょうか。
そんな親御さんのマインド(考え方)について今回は考えていきたいと思います。
頑張り過ぎな親ほどイライラ傾向がみられる
前述したように、長期休みに入ると親子間の距離が近くなると親御さんの対応が過干渉・過保護になってしまうことはよく見受けられます。
過干渉対応になる親御さんの傾向は様々ありますが、長年支援をしていると頑張り過ぎな親御さんに多いように感じます。
固定概念が強い方
このタイプの親御さんは、「子育てとはこうでなければいけない」などと強く思われていることが多いでしょう。
子育て観を持つことや、ある程度指針となる考えをもって対応されること自体は問題ないのですが、あまりにも「こうでなければいけない」という思いが強くなってしまっているとそれにそぐわない時に子どもに声をかけやすい状態となってしまいます。
我慢強い方
本来、我慢強いということは素晴らしいことなのですが、過ぎてしまうと子どもの我が儘に対して親御さんが長時間付き合ってしまうということもよく見受けられます。
また、ご自身の幼少期などに親御さんから「こうしてもらいたかった」などと強く思われている親御さんは、お子さんが何か要望を伝えてきたときに「なるべく叶えてあげたい」と思い辛抱強く対応されることも多いでしょう。
子どもに対して期待が大きすぎる方
子どもに対して「こうなって欲しい」等と思うお気持ちが強い方は、なるべく自身の理想に沿う形になるように子どもを誘導しがちであると思います。
思うように子どもが動かない時は、イライラしてしまうということは多いでしょう。
親として子どもに「こうしてあげたい」「こうなって欲しい」などと思うことは親心してあると思いますが、それを子どもに押し付けるような形は避けていきたいものですね。
これらの傾向は一例でありますが、支援を受けられる親御さんの中ではよく見受けられる傾向でもあります。
愛情が深い親
上記に挙げたタイプの親御さんは、皆さん頑張り屋さんでもありますし、お子さんに対して愛情深い親御さんであると思います。
しかし、頑張り過ぎる・愛情が深いが故に過干渉・過保護対応になってしまうというケースは多いのです。
子どもを思うがための行動が結果的に子どもの成長を奪うような形になってしまっているということは、残念ながらあります。
ただ、その事実を知らない・気づいていないご家庭は非常に多いですので、まずご自身のご家庭がどうなのか見直してみてもいいと思います。
とはいえ、自身のことを客観的に見直すというのは難しいでしょう。
そういう時は、私たちのような専門家にご相談いただき、一度客観的にご家庭の様子を見てもらう機会があってもいいのではないかと思います😊
子どもも大事、自分も大事
私はよく支援の中で親御さんにお伝えすることがあります。
ということです。
多くの親御さんが子育てというものが一体何なのか何も分からない状況から始まり、人から聞いたり、本やネットで調べた情報で「本当に合ってるのかな?」などと不安を抱えながら子育てをされてきたことでしょう。
そして多くの親御さんが自分の時間を削って、子どもに費やしてきたかと思います。
これはそうしたくてしていたというよりも、そうせざるを得なかった状況だったのでしょう。
その期間が長く、良い意味でも悪い意味でも頑張り過ぎな親御さんは自己犠牲精神が強い方が多いように感じます。
子育てのアップデート
子どもが小学生や中学生になってもある程度の親御さんのサポートは必要ですが、幼児期に比べると親がサポートできる機会は少なくなっていくものです。
つまり、子どもが小・中学生にもなると親御さんが頑張るタイミングも少なくなり、子どもが自分でなんでも経験する時期に突入するのです。
ですが、多くの親御さんがこのことに気づかず幼児期と同じぐらいの声掛けや言葉かけをしてしまっているというケースは少なくありません。
親御さんも子どもの成長に合わせてアップデートしていかなくてはいけないのです。
小学校や中学校に入ると、一気に子ども達の世界も広がります。
それは社会の一員と子ども達がなれるよう、学校という環境下で練習しているからです。
学校では子ども達が社会の一員となれるようなシステムで生活しているにもかかわらず、家庭では何か困ったことがあればすぐに手助けしてくれる親御さんが居るという状況では、子どもは楽な方を選んでしまうでしょう。
親のマインド(考え方)とは
子育てに対して大事な親御さんのマインド(考え方)は、
・子どもの力を信じてあげる
・子どもの失敗を受け止めてあげる
ことではないかと思います。
ブログ読者のみなさんは、この2つのポイントを子育てをしている際に忘れないようにしていただきたいなと思います。
親であれば誰しも子どもに対する対応面で悩む場面はあるでしょう。
そんな時に「私、子どもの力を信じてあげられているかな?」「子どもの失敗を避けようとしていないかしら。」などと考え、判断してみてください。
最後に
最後に頑張り過ぎな親御さんは自分の時間が殆どないと仰る方も多いものです。
子どものために尽力していく姿も大事ですが、自分の人生を楽しんでいる姿も是非子ども達に見せていって欲しいなと思います。
そんな大人が身近にいれば、子ども達も「大人ってなんだか楽しそう✨」と将来に向けて前向きに捉えられるようになるかもしれません。
そして、頑張り過ぎな親御さんに共通しているのはご自身が疲れすぎているというのもよく見受けられます。
上記でもお伝えしたように、子どもや家族も大事ですがご自身のことも大事に過ごされることを忘れないようにしていただければと思います。
特に現代人は睡眠時間が短い方が多いです。
お仕事をされている方は睡眠時間の確保が難しい場合もあると思いますが、なるべく自分の身体を労わりイライラしないように工夫をしていけるといいですよね😊🌼
子ども達は親の姿をよく見ていますからね。
今年の夏休みは親御さんもリフレッシュ出来たと感じられる方が増えたらいいなと思います👍