夏休みに入り、子ども達はワクワク過ごしているかもしれませんね😊

学童や部活、習い事に忙しいお子さんも近年増えてきていますが、毎日3食作らなければいけないなど親御さんとしては大変に感じる部分も大きいと思います💦

夏休みというのは、家庭教育を実践するにあたって重要な時期です。
親子で過ごす時間が増えるというご家庭も多いので、親の対応次第で子どもが(良い方向にも悪い方向にも)変わりやすいと言えます。

目次

みなさんこんにちは❗りーぼ先生です🏵️

今回は「夏休み中の親の対応」について記事を書いていきます📝

夏休みの心構え

子どもと一緒にお家で過ごす時間が長くなると、いつも以上に子どもの様子が目に入るようになりますよね。
子どもがダラダラしている姿を目にすると、ついイライラしてしまう…というような場面もあるかと思います

夏休み期間中は、親御さんが子どもに対して
✅すぐに手出し口出しをしてしまう
✅必要以上に命令・指示・提案をしてしまう
✅不足不満を言ってしまう
✅感情的な言い方をしてしまう
というようなことも増えやすいです。

そこで、まずは親御さんの心構えとして、以下の2点を意識しておいていただければと思います。

「親の問題と子の問題を分けて考える」を心掛ける

子どもの言動が気になったときは、一旦踏みとどまって「それって誰が困る問題なの?」を考えるようにしてみましょう。

なかなか寝ない子ども達につい・・・

親御さん
早く寝なさい!!いつまで起きてるの!!

と言ってしまっている親御さん達は多いのではないでしょうか?

私たち大人と比べると、子どもは欲望を自制する力がまだ少し未熟な部分があるかと思います。
子どもの目線に立って考えてみると、睡眠時間をおざなりにしてゲームや漫画を優先してしまう
気持ちも十分に理解できるのではないでしょうか。
子どもの問題に親が必要以上に介入してしまうと、自分で物事を解決しようとする力や思考力が
育まれにくいという可能性も考えられます。

大事なポイントとしては「親の問題なのかこの問題なのか」ということを考え、子どもの問題であれば
「自分の問題だから自分で解決するだろう」「失敗経験から学んでいくだろう」
という姿勢を意識していくことが大切です。

お子さんの年齢によっては寝る時間についても多少親御さんが介入した方が良いケースもありますので、そのあたりは子どもの成長に合わせて対応していきたいですね。

リフレーミングをする

子どもに対してイライラしたときは、「4月から緊張もありながら頑張ってきたんだし、夏休みぐらいゆっくり羽を伸ばすことも大事だな。」など、見方を変えてみましょう。

”リフレーミング”とは、心理カウンセリングで使われる方法のひとつです。
物事を見る枠組み(フレーム)を変え、別の枠組みで見直すこと(リフレーム)を意味します。
分かりやすく言うと「視点を変える」ということです。

心理学ではリフレーミングを「水の入ったコップ」によく例えられます。
コップに水が半分入っていたとします。そのコップに対して・・・
「半分も水が入っている」と捉えるか、「半分しか水が入っていない」と捉えるか同じ事象でも人によってはポジティブにも、ネガティブにも捉えることができます。

子育てをする多くの親は、自身の子どもに対する評価が低くなりがちになっていることが多いように思えます。
人の子であればいいところにたくさん見つけることができるのに、自分の子どもとなると悪いところばかり目についてしまうという経験はないでしょうか。

親が自分のことを追い込んでしまい育児に疲れ切ってしまうケースは良く耳にします。

親が子どもに対してマイナスな評価ばかりしていると子どもの自己肯定感は低くなってしまいます。
また親と同様に子どもも友達や兄弟に対してマイナスな評価をするようになってきます。子どもは親の背中を見て育ちます。親がしていることを子どもも同じようにしている場合がありますので、気を付けましょう。

子どもと話し合いたいこと

夏休みに入ると親子で話し合う場を設けてみるのもひとつです。
夏休み前までの振り返りをし、その上で夏休み中の過ごし方について子どもに考えさせるための場です。

夏休み前までの振り返り

3学期制の学校であれば、夏休み前に成績表を持って帰ってくるかと思いますので、それをもとに振り返りを行うのがおすすめです。
夏休みまでの学校生活、家庭での生活を振り返って、子どもが何を頑張ったか、どう感じたかということを聞いてみましょう。
まずは子ども自身の思いを聴いてあげることが大事です💡
「すごい!」「えらい!」など過剰に褒めたり、親が子どもの頑張りを認めず「もっとこうしなきゃいけないよ」と否定から入ったりすることは避けましょう。

夏休み中の過ごし方

子どもが夏休み中の過ごし方のイメージを持てるように、すでに家族で決まっているスケジュールを確認したり、お家でのルールを確認したりなど、必要に応じて子どもとすり合わせをしましょう🌷
その上で実際に夏休み期間どう過ごすかというのは、本人なりに考えて決めていくかと思います。
そのための材料として、事前に決まっていること、決めておくべきことをこの場で話しておくようにしましょう。

ざっと簡単に書きましたが、細かいところはそれぞれのお子さんに合わせて対応していく必要があります。
親御さんから話をする内容は、あらかじめ決めておかれた方がスムーズかと思います。

夏休みの宿題は手伝うべきか?

子どもの夏休みの宿題に親がどこまで干渉するか?というのは、子どもの年齢や状況によっても考え方は変わってきます。

小学1年生

小学1年生のお子さんにとっては、小学校に入って初めての長期休暇、初めての長期休暇課題です。
どのように取り組んでいけばよいかというイメージがついていない子が大半ですから、基本的には親がサポートしながら進めていくと良いでしょう。
まずは宿題の全量を一緒に確認してあげ、どのように進めていくかを本人と相談しながら決めていきましょう。
その際に、以下のような内容を決めておくと良いかもしれません。
・何の課題を1日何ページ進めるか
・1日のうち、どのタイミングで宿題に取り組むか
・自由研究や読書感想文などのテーマをどう決めるか
・宿題をするにあたって必要な準備物などはあるか

決めた内容は紙に書き出すなど、分かりやすい形にまとめておけると良いですね

また、夏休みに入って最初の数日は、決めた内容に沿って「○時になったから、そろそろ宿題やろうか」など親御さんから声かけしてもOKです。
ただ、この声かけは少しずつ減らしていきたいところです。
待ってみても子どもが自分で動き出さない場合、親御さんから「やろう」と促すよりも、まず「○時になったよ」と時間の声かけをする、「この時間は、何をすることになってたかな?」と質問するなどして、ヒントを与えるようにしていってみましょう。
加えて、夏休みの途中で進捗の確認し、予定通り進んでいない場合はスケジュールの練り直しも考えてあげて良いかと思います。

小学2年生~3年生

小学1年生の頃の経験から、子ども自身も夏休みの宿題のイメージはつき始めている年齢です。
親のサポートがどの程度必要かは、宿題の量や子どもの性格傾向によってもばらつきが出てきます。
自発的に宿題に取り組む子の場合、本人に任せて見守る対応で十分なケースもあります。
この場合、「どういう進め方をしていく予定?」「事前に用意しておいた方が良いものはない?」と確認してあげる程度でOKでしょう

また、「何かあれば言ってきてくれれば相談に乗るからね。」というくらいは事前に伝えてあげて良いでしょう。
まだ自分で計画的に取り組むのが難しいようであれば、親御さんが一緒に考えてあげる必要があります。
ただし、小学校1年生のときよりは、「子ども自身に考えさせる」「子ども自身に決めさせる」ということをより意識するようにしていきたいです

小学4年生~6年生

このくらいの年齢になると、だんだんと夏休みの宿題にも慣れてきているでしょうから、ある程度子ども自身に進め方を考えさせるようにしてOKです。
これまで計画を立てた経験がないのであれば親がサポートしながらで構いませんが、ある程度計画を立てて夏休みの宿題に取り組んだ経験があるのであれば、できる限り本人に任せていきましょう。

中学生

中学生に関しては、基本的には子どもの問題として見守る対応で良いでしょう。
ただ、中学1年生だと、小学校の頃の夏休みの宿題と、中学校の夏休みの宿題で内容や量が随分変わってくることもあります

小学生のときとの違いで子ども自身が戸惑っているようであれば、相談に乗ってあげたり、一緒に考えてあげるのは問題ありません。
また、宿題の量が多く情報が煩雑な場合は、整理を手伝ってあげたりすることも必要かもしれませんね。

ただ、いずれにせよどの学年でも言えますが、根本的には宿題は子ども自身の問題ではあります
親が解決すべき対処というよりは、子ども自身が対処すべき問題ですから、「計画通りにいっていないから」「子どもがなかなか宿題をやり始めないから」といって親が干渉しすぎないことは注意しておきましょう💡