春休みに入りみなさんのお子さんは楽しく過ごしていますか?

新学年がスタートするとどのお子さんも環境の変化に順応しようと頑張る時期でもあります。

その流れで

子ども
学校行きたくない!😫💦

と言い出してしまうお子さんが増えることも多いです。

目次

みなさんこんにちは❗りーぼ先生です😁

今回は「春休み明けの行き渋り」というテーマで記事を書いていきます。

登校渋りとは

登校渋りとは、読んで字のごとく、子どもが「学校に行きたくない」と登校を渋る状態です。
「行きたくないなー」「めんどくさいなー」と愚痴や文句を多少言いつつも、切り替えて自分で登校するのであれば基本的には問題ないでしょう。
ただ、かろうじて学校には通っているものの、親や先生が促してなんとか学校に行かせている状態であれば、これは登校渋りにあたると言えます。

また、登校渋りと一口に言っても、
🔹朝、目が覚めているはずなのに起きてこない
🔹起きてきても、「学校に行きたくない」と主張してくる
🔹学校に行きたくないとは言わないが、着替えや学校の準備を頑なに進めようとしない
🔹学校に行く準備を整えたものの、玄関の前でストップしてしまう
など、いろいろな場合があります。
同じお子さんでも、最初は「行きたくない」と言いつつ親が促すと渋々登校していたが、徐々に朝起きてこなくなり、親から声をかけても無言を貫いて動こうとしない…など、登校渋りがだんだん強まってきたというケースもよくあります。

春休み明けの登校渋りの原因とは

登校渋りが始まる「原因」は、お子さんによってさまざまです。
ただ、4月段階で登校渋りが始まるケースでは、「環境の変化への適応」に課題があるお子さんが少なくありません。

新しい学校に入学したお子さんはもちろん、新しい環境で慣れない学校生活がスタートする時期です。
小学校に入学したお子さんであれば保育園・幼稚園と小学校の違い、中学校に入学したお子さんであれば小学校と中学校の違いを、多かれ少なかれ感じることでしょう。
学年が上がったお子さんの場合でも、例えば朝起きる時間が変わったり、お家に帰るのが今までよりも遅くなるなどの生活スタイルの変化もあるでしょう。
人間関係の面で、「仲の良い友達と離れ離れになって、新しい人たちとまた関係を築かなければいけなくなった」ということもよくあります。

4月はいろいろな面で環境の変化が訪れますから、そこに上手く馴染むことができずにいると、そこから「学校に行きたくない」に繋がってしまう、ということはよく見受けられます😭

ただ、もちろんそれ”だけ”が原因ではない場合の方が多いです。
例えば、もともと自分の意見を言うのが苦手なお子さんであっても、これまでは担任の先生が配慮してくださって授業中あまり当てないようにしてくれていた、ところが学年が変わり担任の先生が代わったことによってそういった配慮がなくなり、「授業中当てられるのが嫌だから」と登校を渋り始める、というケースは実際にあります。
このようなケースでは、環境の変化はあくまできっかけにすぎないでしょう。
どちらかというとこの場合、「苦手なことも逃げずにチャレンジする」「自分から他者に発信する」といった力を子ども自身が身につけていくことが求められるかと思います。

このように、登校渋りの「原因」はさまざまですが、状況を掘り下げていくと、根本的なところに「原因」が隠れているケースも多いです。

親はどう対応すべきか

まずは落ち着いて状況を確認することが必要でしょう。
子どもの気持ちを聴こうとせずに「行かなきゃダメ」という対応だけしていると、子どもは「親は分かってくれない」と口を閉ざすようになりやすいです。
何か本人なりの理由があるのか?というところは聞いてあげた方が良いでしょう。
内容によっては、親子で話す中で解決策が見つかったりすることもあります💡

ただ、「なんで学校に行きたくないの?」と子どもに聞いても、「宿題ができてないから」「○○君がちょっかいかけてくるのが嫌だから」「授業がおもしろくないから」などその時々で違う理由が出てくる、ということもよくあります。
また、「なんとなく」「これといって理由はない」という返答しか返ってこない、ということも多々あります。
そのような場合、親が焦って「行きたくない理由探し」だけをし続けても、堂々巡りになるだけで解決に至りづらいです。
2で書いたように、「原因」に目を向けて、根本的な解決を目指していく必要があるでしょう。

まとめ

ここまで、春休み明けの登校渋りについて解説してきましたが、いかがでしょうか。
「原因」に着目する、というお話をしましたが、その「原因」が「新しい環境への適応に時間がかかる」というものだった場合、新しい環境に慣れることでだんだんと登校渋りがおさまってくるケースももちろんあります。
ただ、前述の通り、それ”だけ”が原因ではないことも多いです。
「慣れれば落ち着くだろう」と思っていても、そのまま行き渋りが長く続いたり、ひどくなってきたり、実際に学校を休み始めたりするようなこともあります。
この場合、待つだけではなかなか改善しないかもしれません💦

「うちの子の場合どうなのか」など判断が難しいことも多いと思いますから、子どもの登校渋りに悩んだときは、一度専門家の意見を聞くなどされてみても良いかもしれませんね👍