親御さんはお子さんの様子を一番近いところで目にしているので、どうしても子どもの行動や発言に一喜一憂してしまいがちです😫
特にお子さんの登校が不安定であると、親御さんのメンタルも不安定になりやすいものです。
子どもの登校が不安定であれば、すがる気持ちで今の状況から脱出できる方法がないかと探すのが親心というものでしょう。
しかし、残念ながら「これをやれば必ず子どもは学校に行く!」なんて魔法のやり方はありません。
大事なのは日々の家庭での対応です。
つまり、それぞれのご家庭やお子さんに合った家庭教育を実践していただくことが大事であると私たちは考えます。
目次
情報を読み解く力が求められる
冒頭にも記述したように、子どもの登校に左右されてしまいがちな親御さんは多いものです。
そうなってしまうのも、親だからというのはあるでしょう。
ただ、どうしてもこれさえやっていれば子どもが問題なく学校に行くという、魔法のような声掛けや対応などはありません。
よく本屋さんやネットでは「〇〇で不登校は治る」や「不登校から抜け出す〇ステップ」なんてタイトルのものも目にしたりしますよね。
我が子の登校が安定していない状況では、こういったタイトルに惹かれるお気持ちもよく分かります。
私だって同じ立場なら、きっとすがる気持ちで手に取って、読み漁っていたでしょう。
こういった書籍やネットに書かれてあるやり方が合うご家庭・お子さんがいらっしゃることも確かです。
ですが、万人に合うかどうかとなれば話は別です。
書籍やネットでの情報を実践してみたけれども、上手くいかなかったという場合は大きく分けて以下の2点が原因であることが多いように感じます。
①実践できているつもりでも、上手に実践できていなかったケース
②お子さんに合わないやり方であったケース
実践できているつもりでも、上手に実践できていなかった
実は当センターも書籍を出していますので、以下のような内容は親御さんからよく聞かれる話です。
当センターにご相談いただく親御さんも、ペアレンツキャンプにご相談いただくまでに様々な書籍ややり方を実践されている方が多いです。
それだけ子育てに対して一生懸命な親御さんが多いということですね😊
ただ、書籍というのは誰が読むのかということを考えた時に多くの読み手を想像して書かれますので細かいケース別に記すということも難しいとも言えるでしょう。
つまり、逆を考えると万人に対して記した内容だからこそ自分の家庭で実践した時に合わない可能性があるとも言えます。
このケースの場合は、専門家からしっかり指導やアドバイスを受けることができれば状況がよくなってくるということも考えられます。
支援の中でも親御さんの感覚としては「過干渉・過保護対応にならないように書籍の通り実践しているつもり」になっていても、第三者である私たちアドバイザーから見ると結果的に過干渉・過保護対応になっていたということも残念ながら少なくありません。
私もそうですが、自分を律するというのは並大抵なことではないでしょう。
自分のことだから気づかなかったり、気づかぬうちに甘くなってしまったり・・・
ということは珍しくありませんよね😅
「できているつもり」ではなく、客観的なアドバイスをもらいながら実践していただくと「できる」ようになってくると思われます👍✨
お子さんに合わないやり方であったケース
こちらのケースは、そもそもお子さんに合わないやり方を実践されいていますので、手を変え品を変えたとしてもなかなか状況が好転することは難しいと言えるでしょう。
そういったご家庭では、まず親御さんが「ウチの子にはどういった対応が適切なのだろうか?」を知る必要があるでしょう。
せっかく一生懸命頑張っていても、そのやり方がお子さんに合わないやり方なのであれば、子どもに合うやり方に変えていかなければもったいないようにも感じます。
同じ親御さんから生まれた兄弟姉妹でも、それぞれの性格傾向やタイプや特徴は違ってきます。
似ている部分もありますが、兄弟姉妹を持たれている親御さんからすると「こうも違うか🤔」と思われた経験はあるのではないでしょうか。
家族だからといって同じ感覚を持っているわけでもありませんので、子どもの性格傾向やタイプなどを理解して対応していかなければ、結果として子どもに合わない対応をしてしまっていたということは往々にしてあります。
これはうちの子に合いそう!とチャレンジしてみるのも大事ですが、まずは我が子のことを知ってから取り入れてみるという流れを意識してみるのも大切だと思います🍀
ペアレンツキャンプの支援
私たちは、各ご家庭のお子さんをまずは分析(アセスメント)するところから支援が始まります。
勿論、その間もアドバイスなどは担当の先生からありますが、よりお子さんに合った対応をお伝えできるように、分析は欠かせません。
子どもが急に学校に行くような特別な対応は私たちはお伝えすることはできませんが、子どもが学校に行かなくなってしまうかもしれない、いわゆる『よくない対応🥹』はお伝えできます。
この『よくない対応』というのも、お子さんの元々持っている気質や考え方、そして年齢などによっても変わってきます。
各ご家庭の『よくない対応』を気を付けていただければ、お子さんが学校に行かない可能性を低くするお力添えはできるのではないかと思います。
子どもの登校状況が不安定になってくると焦る親御さんが多いのも事実です。
その親御さんの焦るお気持ちも分かりますが、焦って子どもに合っていない対応=『よくない対応』をしてしまう前に、まずはご自身の対応がお子さんに合っているのかどうか見極めるところから始める必要があるでしょう。
その上で、お子さんに合った対応はどういった対応なのかを親御さんが学び、実践していただくとお子さんの様子も変わってくるかもしれません。
- 焦り過ぎないこと
- お子さんに合った対応を親御さんが知って、ご家庭で実践すること
この2点が大事なポイントとなってくると思います😊💕
ご自身の判断に迷われるときは、是非専門家の意見を聞いてみるということも選択肢のひとつに加えていただけるといいでしょう🌼